こんにちは、fivecards略してFCです。
今日は「飲食店で働くメリット・デメリットを教えます」という事を記事にしていきます。

飲食店って「たいへん」「仕事が多い」「忙しくて休みがない」「儲からない」ってイメージだなぁ

そのイメージが強いですねぇ・・この間もテレビで特集やってたけど残業とかやばいですよね・・

そうなんだよなぁ・・大変だからいつも求人だして人を集めてるイメージもある

こう聞くとデメリットが多い職場な気がするけど、実際どうなのかしら・・
飲食店のイメージってこんな感じが多いですよね。私も飲食店で約20年働いていますが、正直言うとこの通りだと思います。
しかしデメリットばかりが流れる今のこの時代、「飲食店で働いててもメリットもあるんだよ」と実際に思う所があります。今日はそれを順を追って説明していきましょう。
~ 目次 ~
飲食店で働くことのデメリット

いきなりメリットから入ると「そんな訳無いじゃん」「いいことばっかり言ってるだけじゃん」という感じになるのでまずはよく言われてるデメリットから説明していきます。
大きく分けると4つの事が挙げられます。
①休みがない
②残業が多い
③給料が少ない
④仕事内容が多い
多分人によっては増えたり減ったりすると思います。そして「こっちのほうが大変」「順位つけるとこれは低い」とかあると思います。あくまで私の体験談でお話しますのでご了承をお願いします。
①休みがない
よく言われてるのは「お店が年中無休だから毎日働かないといけない」ということです。
一般の企業に務めているサラリーマンは基本土日休みです。GWやお盆休み、年末年始など、お休みが必ず発生する所があると思います。
しかし飲食店は「毎日営業」がほとんどです。GW、お盆、年末年始などは「一般企業がお休み=稼げるチャンス」なので、平日よりも土日のほうが必ず売上が上がります。せっかくの売上あがるチャンスにお休みする人は少ないと思います。
業種や場所にもよりますが、平日の倍から3倍以上、もしくは4倍とか普通にあります。このように「世間一般がお休み=稼ぎ時」というのが飲食店なので休みが無いと思われる事がおおいです。
②残業が多い
飲食店は「いかに少ない人数で効率よく回すか」で利益が変わってきます。
そして「お客様は時間通りには来ない」違う言い方をすれば「いつ来るかわからない」ということです。これは一般企業でも同じかと思いますが、飲食店の場合はすべて「早急にやらないといけない作業」なので普通の仕事とは違ってきます。
(普通の会社でも早急にやらないといけない仕事もありますが100%ではないと思います。そして飲食店は「ご飯を食べに来ている」のですぐに出さないといけません)
なので、自分の仕事上がりの時間が来てもお客様がどんどん入ってきたらもちろん帰れません。帰れない=残業です。そして毎日の作業の中でやらなければいけない作業(発注や人員確保など)を、お店が忙しくて出来なかったとしたら、もちろんそれも残業になります。なので残業が多いのです。
③給料が少ない
給料が少ない=利益が少ないから。
飲食店は最初にも言いましたが「いかに少ない人数で効率よく回すか」で利益が変わってきます。そして飲食店のパターンによってもまた変わってきます。
それぞれのパターンを3つ、いまから紹介していきます。
個人店などの、知名度が低く売上が低いお店
このようなお店は基本事業主だけでやるパターンが多いです。社員、バイトを雇うと利益が出なくなるからです。売上が1日に1万円いかないと月の売上が30万以下、経費諸々払ってたら事業主でも給料20万以下の場合があります。これに定休日など入れたら普通のサラリーマンのほうが稼げます。
個人店だけど、知名度が高く売上が高いお店
知名度が高いと売上が上がり、利益も出ます。しかし個人でしかも事業主1人でやってた場合は利益の限界値があります。1人でやってもこれ以上の売上が上げれない場合は社員やバイトを雇ってさらに売上をあげる人もいますが、給料よりも忙しくないほうがいい人からすると、限界値でギリギリやる場合のほうがいいと思ってるはずです。そこそこもらえてもそれ以上の給料UPは望めません
FC(フランチャイズ)加盟で経営してるお店
ファーストフードなどの外食産業がこれに当てはまります。フランチャイズ契約で飲食店をする場合は集客にはそんなに困らないですが、個人事業主と違ってロイヤリティなどの本部に払う経費が発生します。
この経費以外も本部との契約時の条件などがあり「仕入先は本部から」とか「ここ指定の仕入れじゃないと駄目」とか、色々な条件が重なって自由ではないです。
こういったFCのお店では売上が高ければ高いほど利益が出ますが、低ければ低いほど損益分岐点が低いので経営難になりやすいです。そうなったら給料どころではなくなります。
この3つでも給料はだいぶ変わってきます。根本的に利益がでないと給料が低くなるのはどの会社でも同じです。飲食店は売上に左右されやすいので給料も安定しません。
④仕事内容が多い
ここに関しては一般企業とそんなに変わらないのですが、飲食店は個人経営の場合は自分が全部やらないといけない。FCなどのフランチャイズ経営でアルバイトを雇う立場の場合はアルバイトの教育も入ってきます。もちろんお店を回すことは必須なのでそれ以外に店舗管理とか、やることだらけです。
こんな感じがデメリットの部分だと思います。これだけ聞くと「飲食ヤバイな・・」とか「よくこんな状況で働けるな・・」と思う人が9割以上だと思います。しかし現実はそれでも働いている人がいるということです。ではメリットの部分を挙げていきましょう。
飲食店で働くことのメリット

まずは「良いこと」として捉えて下さい。実際には難しいかも知れませんがそれは最後にお話します。とりあえず4つの事を挙げるので最後までお付き合いください。
①基本給は確かに低い。だが会社によって違う。
FC(フランチャイズ)に加盟している会社にあるのですが、売上が高いお店の場合は利益がたくさん出ます。場合によっては毎月利益が200万とか出るお店も世の中には存在します(もちろん純利益です)
そうなってくると会社の問題は利益率が高いと税金が高くなるということです。企業がボーナスを出すのは利益率を下げるためにやってるのも1つの理由です。それと同じ理由で飲食店もあったりします。経営者などの役員は年俸制で決められてるので途中で利益が出たからといって給料が上がることはありません。
じゃあどうやって利益を減らしてるのか、社員に分配するからです。会社が儲かれば社員の給料も上がる。なので飲食店は給料が低いとは限りません。がんばったらがんばった分給料が増える会社も存在します。
ちなみに私は22歳で大学卒業して最初の年収は450万以上でした。大学卒の初年度で450万はそこそこもらってると思います。もちろん飲食店です。
②残業は本人しだいでいくらでも変えられる。
残業は「人がいない」「やらなければいけない仕事が残ってる」という理由で半分以上しめていると思います。この理由に関しては実は何とでもなるのです。もちろん自分の実力も必要なので誰でもというわけではありません。特にパート・アルバイトを20人以上雇っている飲食店は「教育次第で残業を減らすことが可能」です。仕事を権限移譲することです。
「すべて自分しか出来ない」という環境は実は駄目な見本です。「誰でもできる仕組み作り」が大事なことです。そういった作業を教えられる人は無駄な残業をしなくて済みます。もちろん自分がやって自主的に残業するのは有りです。残業は本人次第でする、しないを決定できます。ほとんどは「やらされてる」人が多いと思います。
③お休みも実は取りやすい。
上の残業と同じですが、パート・アルバイトを抱えてるお店は「人さえ揃えて教育出来ればいつでも休みが取れます」私は今まで必ず土日出勤してたわけではありません。
「土日に店長が居ないなんておかしい」という人もいることでしょう。しかし、考え方を変えてみて下さい。店長が居なくてもお店が運営できるということは教育がしっかりできているからではないでしょうか?もちろんパート・アルバイトさんのおかげでもあります。
しかし大体の店長は土日に朝から出勤して、場合によっては夜中までやるというのが飲食店で働いている社員、店長のイメージです。これはほとんどの飲食店でみられます。でも実はそうじゃないんです。「休みがとれる、とれない」じゃなく「休みをとる、とらない」なんです。取れれば自由にお休みできる職場なんです。
④土日休みと平日休みの違い。
先程は土日にも休みを取ることが出来ると言いましたが、飲食店で働くメリットの1つとして平日に休みが取れる所もあります。これは大きなメリットです。
基本飲食店は平日休みです。定休日を日曜日にしている所もありますが、やっぱり平日がおおいです。FCの場合も基本は平日です。
ではなにがメリットなのかというと「お出かけは平日に限る」です。
ただ、春休み夏休みなどの休みの平日は混むのでそれにかぎりません。
土日にショッピングモールへいったり、観光地へ行ったりするのは一般企業の会社員であったらほとんどの人が経験している事でしょう。いかがですか?ショッピングモールの駐車場は満車でなかなか入れない。やっと入れたと思ってもフードコートはいっぱい、ご飯食べようにも12時だと30分待ち。土日だとこれが普通ではないでしょうか?
しかし、平日だとそんな事がほとんどありません。ショッピングモールが満車なんてほとんどありません。ごはん食べる所もよっぽどの有名店か人気店でなければ30分待ちなんかほとんどありません。ゆっくりと買い物も出来ます。
遊園地、動物園、水族館なども土日は人がいっぱいですよね。平日のほうがあきらかに空いてます。遊園地に限っては待ち時間が平日だとほとんど無いのでたくさん乗れます。
こういったメリットがすごく大きいのは飲食店で働く人のメリットだと思います。

いかがでしたか?飲食店でもこんなに差があるのがいまの現状です。飲食店の中でもいろいろな問題があったりしますがこれが現実です。
そして最後にお伝えするのは、
飲食店はそれぞれの企業によって給料や仕事体系が違うので「長く働ける会社」もあれば「人の入れ変えが激しい会社」もあるということです。
「長く働ける会社」のほうが圧倒的に少ないですが、もしそこに入れたら年収1000万も可能かもしれません。逆に年収300万前後で定年を迎える所もあるそうなので本当にピンキリですよね。出来たらそんなところで働くくらいなら転職したほうが人生豊かになる気がするのですがそれ以外の魅力があるのでしょうか・・
ではまた!
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