損益計算書の分析(初心者向け①)

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みなさんこんにちは、fivecards略してFCです。
今日は「損益計算書の分析(初心者向け①)」を記事にしていきたいと思います。


まずはじめに「損益計算書」とは何なのかを説明します。



損益計算書=Profit and Loss Statement と呼ばれ、収益から費用を差し引いて利益がいくらになったかを分かるようにしたものです。
例をだすと、100円で仕入れた物を300円で売って200円の利益がでる。そしてその200円から人件費や経費などの費用70円を差し引き、最終的に手元に残った130円が利益といった感じの計算書です。

文章にするとこんな感じですが、表にしたりグラフにするとさらに理解が深まると思います。

損益計算書とは別に似たような決算書があります。
貸借対照表=Balance Sheet 
通称B/Sと呼ばれるものですが、これは次の機会に説明します。


損益計算書を分析するにあたって

勘定科目を学ぼう

ではまず、損益計算書に必要な勘定科目を代表的なものから説明していきます。

勘定科目例としての金額説明など
売上高100,000売上高は、「実際に商品を売った金額」です。
売上全てを含むので、「今日は10万の売上」
だった場合はここに10万円が入ります。
売上原価25,000売った商品に対して仕入れた金額です。
売った商品に対してなので、売ってない
商品(在庫)の仕入れ金額は含みません。
売上総利益(通称粗利)75,000売った商品から仕入れ値(原価)を差し引いた
金額です。売上から原価を引いただけなので
売上に対しての総利益という意味でこの名称です。

基本はこの3つです。これがわからないとこの先に進むことが出来ません。
上にも説明を書いておいたので、まずはこの3つを理解しましょう。

勘定科目金額説明
売上総利益(粗利)75,000上記に説明有り
販売費、一般管理費30,000今回は一言にまとめてあります。
詳しく分類するとたくさんあるので
とりあえず今回はまとめます。簡単に言うと
給料などの「経費」です。
営業利益45,000売上総利益から経費を引いた金額です。
営業して手元に残った利益を指します。

まずは営業利益を残す努力から始めます。特に雇われ店長はこの数字を下げすぎないことです。


営業利益を出すための方法として下記の2点が上げられます

①売上を上げる
②経費を抑える

あたり前のことなのですが、これが出来ないと店長として経営が出来ません。

売上を上げ経費がそのままであれば、上がった売上に対して上がった分の原価を引いた数字が営業利益になります。
また、売上はそのままで経費を抑えることができれば、抑えた分だけ利益になります。

よく勘違いであるのは「経費削減できれば利益が増える」という事です。
経費は抑えるもので削減するものではないことを理解してください。抑えるのは「無理しない程度」ということです。削減は「なにやってもいいから減らせ」ということになります。「どういうこと?」と思う人がいるかも知れないので具体例を出します。


経費を抑える:必要ない経費を使わないこと。たとえば電気は必要な時に使う。つねに電気全開だとお昼の時間はもったいない。エアコンも必要ないのにつねに冷房24℃、朝も昼も夜も。お昼の時間は外が暑ければつけていいけど、夜になると寒くなるのになぜエアコンをつけたままにするのか・・こういった時にエアコンを切るのは経費を抑えてる事になりますね。

経費を削減する:電気代がもったいないからといって全くつけない。夜になっても他人にいわれるまでつけない。エアコンも全くつけずに本当に暑くなってお客様に言われて始めて1つだけつける。無駄を減らすのではなく、無理してるだけ。これは最終的には売上ダウンを招く結果になるので経費が削減出来ても売上自体が下がり結果的に利益が減ってしまう。


今回はここまでにします。
基本は「売上をあげて経費を抑えて利益を出す」まずはこれを頭に入れておいてください。次回はもう少しこみいったお話をしようと思います.

ではまた!

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